乳がん検診乳がん検診
乳がん検診について
乳がん検診(マンモグラフィ)
乳房X線撮影のことです。医師が触っただけでは見つからない、小さなしこりや石灰化を見つけます。がんの見つけやすさは、乳腺の発達の状態に影響を受けることから、一般には40歳以上の方にお勧めします。
乳がん検診(乳房超音波検査)
超音波により、乳がんを見つける方法です。医師が触っただけでは見つからない、小さなしこりを見つけます。乳腺の発達した方や若年者の方で、とくに威力を発揮します。
当協会の乳がん検診
マンモグラフィ・乳房超音波検査の担当はすべて女性技師です。
日本乳がん精度管理中央機構の施設認定(マンモグラフィ検診施設画像認定)および読影医の認定を取得しております。読影は認定医師2名によるダブルチェック判定が行われております。
- 当協会のマンモグラフィ検診開く
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当協会のマンモグラフィではCADと呼ばれる読影支援システムのついたビューアを導入しております。(左図)また、2010年よりすべての受診者画像をサーバーへ保存しています。過去に受診歴のある方は過去画像との比較も容易にでき、読影結果の正真性が格段に高くなっております。
- 認定証開く
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当協会は、日本乳がん検診精度管理中央機構よりソフトコピー画像施設認定を取得しています。
- 当協会の乳房超音波検診開く
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当協会に装備されている超音波装置は、高画質機能とエラストグラフィとよばれる病変の硬さを色で判別できる機能を搭載しており、乳がんの検査には現在最も適した装置と言われております。通常の画像では腫瘤があることが判ります。エラストグラフィでは腫瘤が青く映し出され、がんと判ります。
乳がん検診Q&A
- マンモグラフィ検診を受けていれば100%乳がんは見つかりますか?開く
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マンモグラフィで見つかるがんの70%以上は早期がんであり、自覚症状のない方から多く発見され、効果の高い検診であることが証明されています。
しかしながら、必ず乳がんを見つけられるわけではありません。日ごろからのチェックが必要です。
- いつもと違う症状がある場合、検診日まで待ってもよいでしょうか?開く
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乳がん検診は、原則として症状のない人に対して行われます。しこりや乳頭分泌、痛みなどいつもと違う症状のある場合は検診日を待たずに、専門の病院を受診してください。
- 乳がん検診を受診するのが恥ずかしいのですが。開く
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当協会では、マンモグラフィ・乳房超音波の検査する技師は全員、日本乳がん検診精度管理中央機構の認定を持った女性技師が担当しています。また、検診車は半個室になっており、受診者同士が顔を合わせないように配慮しております。
- 授乳中なのですが、マンモグラフィ検診の受診はできますか?開く
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母乳に放射線の影響が出ることはありませんので、マンモグラフィの撮影は可能です。しかし、授乳中は乳腺が発達している状態のため、圧迫したときに通常より痛く感じ、母乳がでてしまうこともあります。また、写真全体が白く写ってしまうため、正確な判断が困難になってしまう場合があります。
- 豊胸手術をしていますが、マンモグラフィ検診の受診はできますか?開く
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マンモグラフィ撮影時の圧迫による破裂や破損の恐れがあるため、受診することができません。ヒアルロン酸や脂肪注入についても、正しい診断ができないためお断りしています。豊胸手術を受けた場合は、実施した医療機関で定期的に経過をみていただいてください。
- マンモグラフィと乳房超音波の違いとは?開く
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検査方法 マンモグラフィ 乳房超音波 メリット - 石灰化の描出に優れる
- 乳がん死亡率の減少効果が証明されている
- 過去の画像と比較がしやすい
- 小さなしこりを見つけやすい
- 若い女性や妊娠、授乳中の方でも検査可能
- 痛みがほとんどなく、被ばくもない
デメリット - 痛みを伴う
- ごくわずかだが被ばくがある
- 乳腺組織の多い方では異常を見つけにくい
- 石灰化は見つけにくい
- 良性の変化の判断が難しいときがある
- 検査者の技量に依存する
乳がんとは
- 乳がんとは開く
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現在、日本人女性の9人に1人が乳がんにかかるといわれています。30歳頃から罹患率が上昇し、40代後半にピークを迎え、その罹患率も年々増加傾向にあります。乳がんもその他のがんと同じく初期症状はほとんどありません。乳がんは、早期に発見すれば比較的治りやすいがんといえます。定期的に検診を受けて早期に発見することが大切です。
- 乳がんの主な要因開く
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乳がんのリスク要因としては、まだはっきりとしたことは分かっていませんが、その中でもいくつかの要因が考えられています。
- 初経年齢が早い
- 閉経年齢が遅い
- 出産歴がない
- 初産年齢が遅い
- 授乳歴がない
- 閉経後の肥満
- 飲酒習慣
- 一親等の乳がんの家族歴
- 良性乳腺疾患の既往歴
乳がんの発生、増殖には、性ホルモンであるエストロゲンが重要な働きをしています。上記のリスク要因の中には、体内のエストロゲンレベルに影響を与えるようなものがほとんどです。
- 自己検診・乳がん検診を受けましょう開く
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20〜30代の方は、月に1度の自己検診、40歳以上の方は、月に1度の自己検診と定期的な乳がん検診を受けましょう。乳がん検診は、自治体・職場・人間ドック、専門医療機関等で受けることができます。