がん検診がん検診
がん検診の
メリット・デメリット
「がん検診」の最大のメリットは、がんを早く見つけられることです。
現在では、多くのがんは早期発見、早期治療で治ります。デメリットとしては、検診の結果が要精密検査となったときに、不要な検査や治療を招く可能性があることです。また、検診ではがんが100%見つかるわけではありません。今回の結果が「精検不要(異常なし)や(放置可)」であっても、自覚症状があれば専門の医療機関を受診してください。
要精密検査と判定された方へ
要精密検査と判定された方は、
必ず病院で精密検査を受けてください。
痛みや不快感などの自覚症状がなにもないし、健康だから・・といって放っておいてはいけません。要精密検査となりがんと判定された方のなかにも自覚症状がないことが多くあります。放っておくと、がんを見逃すことになるかもしれません。
要精密検査と判定された方は、必ずできるだけ早い時期に、医療機関宛の診療情報提供書が入った封筒を持参して、専門の医療機関を受診してください。その際、医療機関で行われる検査には以下のようなものがあります。
- 肺がん検診:CT検査、気管支鏡検査、針生検等
- 胃がん検診:上部内視鏡検査等
- 乳がん検診:マンモグラフィ、超音波検査、細胞診、組織診等
- 子宮がん検診:コルポスコープ下の組織診、HPV検査等
- 大腸がん検診:全大腸内視鏡検査等
- 腹部超音波検診:CT検査、MRI検査等
上記の肺がん、胃がん、乳がん、子宮がん、大腸がんは、がんで亡くなる方の上位であることから、定期的に継続して検診を受けることが大切です。
喫煙は肺がんをはじめ、多くのがん発症、死亡に関与しています。また受動喫煙により家族や周囲の人にも健康障害を与えます。ご本人およびご家族のがん予防、健康維持のため禁煙が望まれます。