胃がん検診胃がん検診
胃がん検診について
胃がん検診(胃X線検査)
X線で胃の中の粘膜を観察します。胃がんのほか、胃潰瘍やポリープも見つかることがあります。バリウムを飲むため、便秘がひどい方は検査に当たって注意が必要です。
胃がん検診(ヘリコバクターピロリ抗体検査、ペプシノゲン検査)
ヘリコバクターピロリの長期にわたる持続感染が、慢性胃炎ひいては、がんを引き起こすきっかけになります。その感染の有無、胃炎の状態を調べ、リスクを判断します。がんそのものの有無を判定する検査ではないので、結果の取り扱いには注意が必要です。
胃バリウム検査の流れ
- 午前中に検査を受ける方開く
-
前日
夜10時からは食事は取らないようにしてください。
たばこは就寝後から胃バリウム検査が終了するまで吸わないでください。当日朝朝食はとらないでください。たばこは吸わず、飲み物も控えてください。ただし、検査2時間前までならコップ一杯程度(200ml)の水か白湯を飲んでもかまいません。
検査方法バリウムを飲んで検査をおこないます。
検査後検査後は、下剤を服用し出来るだけ多めに水分を取るようにしてください。飲んだバリウムを早く体外に出すためと、便秘防止のためです。
- 午後(13時以降)から検査を受ける方開く
-
前日
食事の制限はありません。たばこは吸っていただいても大丈夫です。
当日朝朝食は7時までに済ませてください。
(例)食パン1枚程度(何も塗らないでください)、ブラックコーヒー又はお水(乳製品はなるべく控えてください)
10時以降はたばこを吸わないでください。当日昼昼食はとらないでください。ただし、検査2時間前までならコップ一杯程度(200ml)の水か白湯を飲んでもかまいません。
検査方法バリウムを飲んで検査をおこないます。
検査後検査後は、下剤を服用し出来るだけ多めに水分を取るようにしてください。飲んだバリウムを早く体外に出すためと、便秘防止のためです。
胃がん健診Q&A
- 胃バリウム検診を受けて、下剤を飲んでも排便がないのですが大丈夫でしょうか?開く
-
検査後に渡された下剤を飲み、多めに水分を取り、食事をするようにしてください。翌日になっても排便がなく、腹痛がある場合やお腹の張りを感じる場合は、かかりつけ医もしくは最寄りの医療機関を受診してください。
-
胃バリウム検診を受けて結果が「要精密検査」でした。
気になる症状はないのですが、精密検査は受けたほうがいいですか?開く -
結果が要精密検査でしたら、必ず胃内視鏡検査の精密検査を受けてください。胃バリウム検診で正常とは異なる画像があった場合に、医師は精密検査が必要と判定します。精密検査を受けて胃がんと判定された方の中にも自覚症状のない方はたくさんいます。精密検査を受けないと、がんを放置してしまう可能性があります。
- ピロリ菌を除菌しました。まだ胃がん検診は必要ですか?開く
-
ピロリ菌の除菌により胃がんのリスクは下がりますが、なくなるわけではありません。定期的に検診は必ず受けるようにしてください。
- 現在授乳中です。胃バリウム検診を受けることはできますか?開く
-
受けることはできます。まれに下剤が母乳に影響することがありますので、授乳に影響の少ない下剤をお渡しします。
- 〇〇の手術をしました。胃バリウム検診を受けることはできますか?開く
-
手術後初めての検診になる場合は、主治医に許可をもらってください。
- 胃バリウム検診前にお薬は飲んでも大丈夫でしょうか?開く
-
高血圧、心臓病の方は、服薬して来てください。
糖尿病の方は、検査当日の朝の内服薬およびインスリンを使用しないでください(低血糖になる可能性があります)。また、それ以外の内服薬に関しては、主治医に確認のうえ、検査前に内服するか、または検査後に内服するかの指示を受けてください。
-
午後から胃バリウム検診を受けることになりました。
前日や当日に気をつけることはありますか?開く -
前日や当日に気をつけることに関しては、こちらをクリックしてください。
胃がんとは
- 胃がんとは開く
-
胃がんは、胃の壁の内側にある粘膜から発生する悪性の腫瘍です。
- 胃がん発生のリスクを高める要因開く
-
- ヘリコバクターピロリ菌(以下、ピロリ菌)※
- 喫煙
- 多量の塩分
- 多量の飲酒
※この中でもっとも大きな要因は胃粘膜へのピロリ菌の感染です。ピロリ菌に感染すると、胃粘膜の炎症をひきおこすことがあり、胃がんの発生リスクが高まります。ピロリ菌に感染した人の全てが胃がんになるわけではありませんが、将来的な胃がん発生リスクを下げるためにも、除菌治療をお勧めしております。
- 胃がん検診を定期的に受けましょう!開く
-
胃がん罹患率(胃がんにかかる人の割合)
男性の9人に1人、女性の18人に1人が胃がんと診断されています。
出典:人口動態統計2015年(厚生労働省大臣官房統計情報部編)
胃がん死亡数
胃がんでの死亡数は、男性が第2位、女性が第3位となっています。
出典:人口動態統計2015年(厚生労働省大臣官房統計情報部編)
近年、検査法・治療法が飛躍的に向上したことにより、胃がんは早期発見でほとんど治すことができるようになってきました。定期的に検診を受け、早期発見につなげましょう!
読影は医師2名によるダブルチェック判定が行われております。読影医は消化器内科、消化器外科および放射線科専門医からなります。