臨床検査臨床検査
健康に関わる検査事業
高精度な設備や技術で、みなさまの健康をサポートします
今日の医療における検査の多様化と検査精度を保証するため、検査設備、技術の研鑽、検査精度の管理に努めています。分析機器の精度を保つための定期保守や外部精度管理の参加により的確な検査データを提供しております。
外部精度管理参加団体
- 日本医師会
- 日本臨床衛生検査技師会
- 愛媛県臨床検査技師会
- 日本臨床細胞学会
医学検査
各種検査
血液検査
受診者の方から採取した血液を分析し、結果を報告しています。正しい結果を報告するため、検査の精度管理に注力しています。そのため、精度保証施設認証を取得し、日本医師会、日本臨床検査技師会の実施する精度管理調査に参加し、十分な成績を修めています。
- 脂質の検査開く
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T-CHO:総コレステロール
コレステロールは細胞の膜や、体に必要なホルモンの原料になるための大切な物質です。しかし、多すぎると動脈硬化を起こします。
TG:中性脂肪
中性脂肪は食事中の脂肪が腸で吸収され血液中に出てきたものと、肝臓から血液中に出てきたものとがあります。身体のエネルギー源ですが多くなると動脈硬化を起こします。食事の影響を受けるので、検査は朝食前など空腹で行うのが原則です。
HDL-C:HDLコレステロール
動脈壁についたコレステロールを血液中に出す作用があるので、善玉コレステロールと呼ばれます。HDLコレステロールが低いと動脈硬化を促進します。運動はHDL-Cを上昇させ、肥満は低くなる原因です。
LDL-C:LDLコレステロール
LDLコレステロールが多いと動脈硬化と関係することから、悪玉コレステロールと呼ばれます。かつては計算式で求めていましたが、今は直接測定します。
- 肝臓の検査開く
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AST(GOT)、ALT(GPT)
多くの臓器に含まれる酵素と呼ばれる物質で、体内で作用するたんぱく質です。臓器が障害を起こすと細胞から漏れ出て、血液中の数値が上がります。どちらも、肝臓に多く含まれますが、ASTは心臓や筋肉にも多く含まれています。
γ-GTP
肝臓などにある酵素で、数値が高い場合にはアルコールによる肝障害が考えられますが、他の肝臓病でも高くなります。
肝炎ウイルス(B型・C型)
肝炎ウイルスには種類がありますが、ドックや健診で検査するのはB型やC型になります。抗原とはウイルスそのもの、抗体は体の中でウイルスを殺す能力を持つ物質です。
- HBs抗原(+):B型肝炎ウイルスに感染している可能性が高いと考えます。
- HBs抗体(+):過去にB型肝炎ウイルスに感染したことを示します。
- HCV抗体(+):過去にC型肝炎ウイルスに感染し、すでに治癒した状態または、現在もウイルスが体内にいる状態を示します。詳しい検査(HCV-RNA検査)が必要になる場合があります。
- 糖尿病の検査開く
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血糖
血液中のブドウ糖(グルコース)は食事によって高くなると膵臓からインシュリンが分泌され調節されます。調節が悪くなると血糖値は高くなり糖尿病になります。糖尿病には、膵臓の病気が原因の若年性インスリン依存型糖尿病と、生活習慣の乱れ(栄養過多・運動不足・肥満など)や遺伝的因子で起こる成人発症型のインスリン非依存型糖尿病があります。血糖は、食後の時間によって変わりますのでなるべく空腹(8時間以上)で検査を受けましょう。
HbA1c:ヘモグロビンA1c
HbA1cは過去1~2か月間の血糖の状態を表します。食事の時間と関係がないため、現在は糖尿病の検査としてよく測定されます。
- 腎臓の検査開く
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CRE:クレアチニン
体内で使われたたんぱく質の燃えカスで血液から腎臓を通って排泄されます。腎臓からの排泄が悪くなると血液中にたまってきます。
eGFR:推算糸球体ろ過量
腎臓の働きで最も重要なのは体内を流れる血液を糸球体でろ過し、血液から取り除いた老廃物を尿として体外に排出することです。eGFRとは、血清クレアチニン値と年齢、性別から、簡便に糸球体ろ過量を求める計算式のことです。(フィルターの役目の糸球体が1分間にどれくらいの血液をろ過し、尿を作れるかを推算します。)
- 痛風の検査開く
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UA:尿酸
尿酸は細胞の燃えカスで、プリン体という物質が壊れてできます。身体の中で多く作られたり、尿からの排泄が少なくなると血液中の量が増えてきます。尿酸値が高い状態が続くと関節に沈着し痛風発作を引き起こします。
- 貧血の検査開く
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RBC:赤血球数、Hb:ヘモグロビン、Ht:ヘマトクリット
赤血球やヘモグロビンが減少すると、酸素を体内に十分行きわたらせることができなくなります。貧血の場合、どんな種類の貧血か詳しく調べます。
WBC:白血球数
白血球は血液中で細菌を殺したり、免疫に役立っています。感染症や各種疾患で増加したり、減少したりします。白血球数の検査は病気の発見のきっかけになります。
PLT:血小板数
血小板は、出血を止める働きがあります。多かったり少なかったりする場合、原因を調べるため詳しい検査をします。
- 前立腺の検査開く
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PSA:前立腺特異抗原
前立腺から分泌される特異的なたんぱく質の一種です。他の検査と合わせて血液で検査ができます。正常な場合でも血液中に存在しますが、前立腺疾患(前立腺がん、前立腺肥大、前立腺炎等)の場合多くなります。検査結果が「要精検」の場合、精密検査を受けましょう。
一般検査
尿検査、寄生虫卵検査を行なっています。
尿検査は腎臓疾患、糖尿病を早期発見するための検査です。主に尿蛋白、尿糖、尿潜血を調べます。寄生虫卵検査は主に保育園、幼稚園、小学校で実施する検査で、蟯虫検査と糞便検査に分けられます。
- 尿検査開く
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尿蛋白
尿中の蛋白質の有無を調べます。尿蛋白が検出されると、腎盂腎炎、ネフローゼ症候群、糸球体腎炎など腎臓のトラブルや、膀胱炎、尿道炎などの尿路のトラブルの疑いがあります。健康な場合、激しい運動をした後や発熱、ストレス、月経前には尿蛋白が検出されることがあります。
尿糖
尿中のブドウ糖の有無を調べます。尿糖が検出されると、糖尿病が疑われます。腎性糖尿といって、血糖が高くないのに尿糖が出てくる人もいます。
尿潜血
尿中の赤血球、ヘモグロビンの有無を調べます。尿潜血が検出されると、腎炎や腎結石、尿路結石など腎臓や膀胱、尿管の病気の疑いがあります。
- 寄生虫卵検査開く
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蟯虫検査
肛門付近に産卵された蟯虫卵をセロハンテープに付着させ、顕微鏡下で虫卵の有無を検査します。
糞便検査
便を用いて、回虫、横川吸虫、鞭虫などの腸管寄生虫卵の有無を検査します。
※衛生環境が良くなって、寄生虫・蟯虫ともに激減しています。学校保健安全法の改正により、平成28年4月1日から、寄生虫卵の有無の検査について、必須項目から削除されました。
腸内細菌検査・
ノロウイルス検査
食品製造従事者、飲食店経営者並びにその従業員、学校給食従事者や保育所職員等の腸内細菌検査・ノロウイルス検査を定期的に実施することで、大規模な食中毒を防ぎます。
- 腸内細菌検査開く
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検体受付日
月曜日~木曜日(8:30~15:30) ※ただし、祝日と、その前日は受付しておりません。
検査項目
赤痢・サルモネラ菌・腸チフス・パラチフス・腸管出血性大腸菌(O157、O26、O111)
- ノロウイルス検査開く
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検体受付日
月曜日~木曜日(8:30~15:30) ※ただし、祝日と、その前日は受付しておりません。
検査方法
・遺伝子検査
・抗原抗体検査
病理検査
病理検査
病理検査は体の一部から採取した組織・細胞を顕微鏡で観察し、良性か悪性かなどを調べる検査です。細胞検査士を含む技師が検査に従事しており、病理専門医や細胞診専門医による的確な診断をお届けしています。
- 細胞診検査開く
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細胞診検査では、体の一部から採取した細胞をスライドグラスに塗抹し、顕微鏡で観察します。当協会は日本臨床細胞学会の認定施設(第0799号)であり、結果の判定は日本臨床細胞学会より認定された細胞検査士と細胞診専門医が行っています。子宮頸がん検診の標本作製は液状検体法(LBC法)を採用しています。
- 病理組織検査開く
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病理組織検査では、体の一部から採取した小さな組織や手術した臓器を使って標本を作製し、 顕微鏡で観察します。病理診断は日本病理学会から認定された病理専門医が行っています。
- ヒトパピローマウイルス(HPV)検査開く
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子宮頸がんの原因とされているHPVを遺伝子検査により検出します。
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