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2021/10/26 啓発普及

複十字シール運動について

複十字シール運動

複十字シール運動は、結核をなくし、健康で明るい社会実現のために世界各地で行われている運動です。
複十字シール運動で集まった募金は、結核予防の普及啓発や結核調査研究費、開発途上国への結核対策援助や検診機器の整備などに使われます。

複十字シール運動 A2ポスター_38_愛媛

 

複十字シール運動の趣旨

    1. 目的
      わが国の結核は官民一体の取り組みが功を奏し、結核の患者数および罹患率ともに減少を続けています。平成29年の新登録患者は16789人、罹患率は人口10万対13.3と過去最低でした。しかし、「結核に関する特定感染症予防指針」に示された目標である2020年までの低まん延化、罹患率10以下の達成に向けては更なる努力が必要な状況です。とりわけ、結核患者の約4割を占める80歳以上の早期発見、20歳代の結核患者の6割を占める外国出生者対策は重要な課題となっています。
      一方、世界では、年間1000万人が新たに発病し、結核による死亡は160万人と、単一の病原体による感染症としては死亡の第一位です。世界保健機関によれば、4割弱の患者は発見されていないと推測されており、多剤耐性結核やHIV合併結核に対する医療、それにともなう経済的な負担など多くの課題が指摘されています。
      複十字シール運動は、結核や肺がん・COPD(慢性閉塞性肺疾患)を含む胸部に関する疾患をなくして健康で明るい社会を作るため、これらの病気に対する知識の啓発と予防意識の高揚を図るとともに、事業資金を集めることを目的としています。

 

    1. 主催公益財団法人結核予防会

 

    1. 後援
      厚生労働省、文部科学省、公益社団法人全国結核予防婦人団体連絡協議会

 

  1. 運動期間
    令和381日から1231日まで